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教え子

先日20数年ぶりに学習塾での教え子と再会しました。

当時中学3年生だった女の子も、今では小学生二人の男子のおかあさんです。
学校の先生をしていて、仕事も頑張っています。

いやぁ、立派になったものです。
教え子は今までに何人か遊びに来てくれた子はいますが、それは僕が学習塾から全く異業種の天然石の店をやっている、という興味があっての来店です。

この子(Sさんとします)は、僕が居ると知らずの来店でした。

再会の瞬間

常連さんが来店されて「今日は友人を連れてきました!」と入ってくるなりママさんのところに駆け寄ってきます。

僕はその常連さんと簡単に挨拶を交わしました。

「ご友人」は「前からお話を聞いていて連れてきてもらいました~」とママさんにくぎ付けです。

それからの二人は、同じカウンターにいるはずの僕の方はちらりとも見ず、一生懸命天然石ブレスを作る前のお話や相談事をされています。

そう、カウンセラーのようなものです。

女性のお客様にはこのような進め方が多いのです。
ご自身の今の環境を一通りお話いただきます。
そしてブレス作成の石選び・・・と。
そのご友人も同様でした。

そしてカードを引いて、今、その人に必要な言葉を伝え、かみ砕いてママさんが解説をしてゆきます。
この辺りはいつもの流れです・・・
たいてい、お客様はこの時に泣かれますね。(#^^#)

実は、僕はその「友人」の顔を見たときから「!!!」と思いました。
似ているのです。
中学の時に担当していた時の生徒、Sさんに!

大勢の生徒がいる中でなぜその子をよく覚えていたかと言うと、その学年は、生徒と講師がめちゃめちゃ仲が良く、塾講師の時代でも
一番思い出深い生徒たちだったからです。

また、Sさんは大学生になってから塾講師としてアルバイトに来てくれていました。

そのような教え子は多いのですが、その後僕が転勤をして室長をしている教室にも、毎週1回来てくれていてとても助かっていました。

とはいえ、20年も経てばお互い顔も変わっているだろうし、似ている・・・だけでは他人のそら似ということもあります。

似ているなぁ・・・と思いつつ、僕は横で黙々と自分の作業をこなしていました。

すると、常連さんが友人に語りかける言葉が耳に入ったのです。

常連さん「・・・・なのよ。だから『ひとみ』も自分の感性で選ぶのが一番だよ・・・」

河野「えっ・・ひとみ?・・・

そうだ・・Sの名前は『瞳』だった・・・間違いない。 あの頃の教え子だ!!」

そう考えていた時に、ママさんが話を僕に振ってきたのです。
ママさん「この方、~なんだってぇ。それは大変だったと思わない?」

僕は、「確かにそれは大変だったね。よく頑張られたと思いますよ・・・」と言い、初めて「友人」と目を合わせました。

その時の彼女の表情・・・

あ、僕が誰だか分ったんだ。
そう思ってにっこり笑って
「中学3年生の時〇〇塾にいたよね」と言いました。

彼女の今までの笑顔がすーと引き、頭の奥深くにしまっていた記憶が一瞬に引っ張り出されたような、驚きと笑顔に変わりました。

そして一言
「こうピー!!」
河野「こ・・こうピー?・・((+_+))」

Sさん「こうピーやん!? 何で!?何で!?」
と言いつつ、また涙を流す彼女。

ああ、やっぱりSさんだったんだ・・・と思いつつ、同時に、当時この子たちの中で僕のあだ名は「こうピー」だったんだ・・・
と20数年後に知った僕です・・(^^♪

その時は、常連さんとママさんはこの時の会話の意味が分からずきょとんとしていましたので、
僕「実は、彼女は中学3年生の時〇〇塾で教えていたのですよ」と説明をして
それからは、一気にお互いの状況などを語り合い、思い出話に花が咲きました。


それからのSさんは、もっぱらタメ口です。
いきなり中3に戻ってるやんけ・・・(#^.^#)
まぁ、僕的にもそれはかえって嬉しくもあるのですが・・・

目標となるもの


若い人たち・・特に、当時自分がいろいろと教えていた子供たちが大人になって、頑張っている「今」を聞かされると、自分はどうなんだろうか・・と考えさせられます。

確かに、今まで自分なりにやってきたという自負はある。

そして今、そろそろゆっくりとした生活をしたいな、今までやりたかったことをしていきたいな、という別の目標に変わってきています。
これは目標と言うより趣味の範疇です。

自分の年齢くらいの人たちは、皆同様の思いでいる方が多いだろうと思います。

しかし・・・と思う。

学生だった彼らに叱咤激励し、応援してきた自分がいつしか安定を求めている・・・

彼らには、いつまでも「頑張り続けている先生」として見られていたい。
そのためにはいつまでも走り続けている姿勢であらねば・・・と思うのだけど・・

この年になって、「頑張る」というベクトルが間違っているのかもしれない。

実はそんな事を思うのは、過去にあった一人の少女の死が関係しているのです。

あれは一生忘れることはない記憶・・・

これを話すと長くなるので次回にしますね。

 

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