INORI広場 Blog

神様の素顔(前編)


あと数日で今年も終わりです。
2019年の最後のブログにふさわしい面白い話を送ります。

新年を迎えると、初詣に行く人多いですよね。
でも、皆さん・・・神社仏閣でお参りをしていて「本当に神様はいるのかな・・」「単なる風習や習わしなんじゃないのかな・・」と自問自答することありませんか?
それ、普通の感覚だと思います。
でも結論から言いますね。

神様・・・ちゃんといますよ。
きちんと見ていますから安心してください。


今回はそんな実話をお伝えしたいと思います。
少し長くなるので前編と後編に分けてご紹介しますので、ぜひお付き合いくださいね。

初めての神様


最近来られたお客様で、見える、聞こえるだけではなく「神様と会話のできる」方がいらっしゃいます。
もちろんとても常識的で、礼儀もしっかりされているごくごく普通の年配の女性です。
わざわざこのように紹介するのは、これからお話することが少し突飛に思われる方が多いだろうと想像してしまうからです。
また、「私は神様とお話ができるのよ」と自慢げに話されるような方なら、僕がこのブログに取り上げることはありません。
そのような言われ方をする方をまず信用しませんから。
この方は、ただご自身の体験をありのまま捉えておられるだけです。
初めにこれだけをお断りしておきますね。

この方の神様との出会い話(ほんの一例)をお聞きしているととても愉快です。
お名前をTさんとします。
70歳くらいの上品で素敵な笑顔の女性です。

Tさんはもともと霊的に敏感な方でいたようですが、本人に長い間自覚はなかったようです。

ある日、お付き合いの関係で、胡散臭い占い師のもとへ行く羽目になったそうです。
友人とその場所へ行く予定の朝、やっぱり気が乗らずどうしたものか・・と考えあぐねていたら、家に飾ってあった大国様の顔が近づいてきて「切れ、切れ、切れ」と耳のそばでいうのです。
※「顔が近づく」とは、文字通り空間に顔が浮かんでいるような感じのようです。


Tさんは驚きます。「えっ?何?!」
またもや大黒様は「切れ、切れ、切れ」としか言いません。

Tさんは、「その占い師と縁を切れ」という意味なのだと思い、その日の予約を思い切ってキャンセルしたのです。

その大国様の言葉を聞いたのが「能力開花」の始まりでした。
それからいろんな場所で神様の姿を見る機会が増えていきました。

そもそもTさんとINORIの出会いも面白いのです。
ある神社つながりの紹介からうちの店を紹介されてINORIにお越しいただいたのですが・・・

Tさんは、友人数人と来られてINORIの店内でしばらく商品を眺めていると・・・口ががくがく震えだすのです。そうなると喋るのものもままならず、ただただ噛み合わせの悪い言葉を発するはことしかできません。
驚いたのはINORIのスタッフです。
とりあえず座ってもらって、お茶を飲んでもらって落ち着かせました。

INORIに来られるお客様のごくわずかですが、エネルギー・・・というか空気感が店と合わない方がいらっしゃいます。
ヒーリングチューナーの浄化音で立てなくなる方もいらっしゃいました。
いずれもかなり敏感な体質の方々であるのは間違いがないのです。
ですから、はじめはTさんもそのような「合わない」方なのかと思ったのですが、逆でした。
後で分かったことなのですが、Tさんはとても気持ちが良い時や浄化された時などは、いつも決まって口ががくがくと震えだすそうなのです。
そう、この店がTさんにとって心地よい空間であったわけです。

神様とのエピソード


Tさんの娘さんが京都にお住いの関係で、京都にはよく行かれます。
ある日、Tさんのおばーちゃんが「京都で誰かがあなたを呼んでいるよ。行ってきなさい」と言うので、疑いながらも言われるままに行きました。
(※Tさんの霊能力はおばーちゃんからの遺伝で、そしてそれは息子さんにも受け継がれています)
場所は上加茂神社。

上加茂神社に入り、本殿に向かう赤い橋を渡り、拝殿を超えて玉依姫の御拝殿へと向かいます。

行先はもっと奥のようです。
ずっと進んでゆくと大歳(おおとし)神社があり、そこを超えてもっと奥に進むと・・・

一人の着物姿の女性がいらっしゃるではありませんか。
髪が長く凛々しい雰囲気の女性なのですが、なぜか着物の袖で顔を隠しておられます。
そう、この方は「二葉姫稲荷神社」の神様、二葉姫様です。

Tさん「なぜお顔を隠していらっしゃるのですか?」
二葉姫様「ここはあまり人が来ない場所です。普段人と関わることがないので恥ずかしいのです・・・」
なんとも奥ゆかしい神様ですね。
「二葉姫稲荷神社」は心霊スポットで有名な場所です。
そこにおられる神様とは思えないです。

そのあと、なぜ自分が呼ばれたのか二葉姫様と会話することになるのですが、Tさんからその内容は聞かせてもらえませんでした。

話の内容から、2日後に娘さんを連れてまた会いに行かなくてはならないようなのです。
もちろん娘さんはTさんのように「見える」方ではないため、そのような話を信じてはいません。

そして娘さんはしぶしぶ会いに行くと、二葉姫様がお出迎えになられて・・・

二葉姫様「やあーいらっしゃい!待っていたわよ!」
Tさん「えっ?(-_-;)・・き・・今日はお元気なのですね・・・」
二葉姫様「いやだわ!私はいつもこうなのよ!だって私は美人神なんですもの!!」
Tさん「・・・・・・・(な、何なの・・このキャラの変わりよう・・・汗)」
それからいろいろとお話を伺うことが出来たそうです。

さて、このような話はとてもウソっぽく聞こえると思います。(笑)
Tさんに言わせると、神様は私に合わせてキャラを設定しているのか、私だけの耳にそのように聞こえてしまうのかわかりません。
確かなことは、私が描いていた二葉姫様の神様像が良い意味で崩れてしまったことです。
そして意外なことに、このような親しみやすい神様は多いのですよ、ということです。

この続きは後編で。

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