見えないものと話す霊体質は、信じられないようでも、何となく「あるかも」・・といった理解をする方は多いと思います。
しかし、普通に身の回りにある換気扇と話す、と言えばまともに聞いてもらえるでしょうか・・・・
この子もインディゴチルドレン
ずっと以前、僕がまだ学習塾で教室長をしていた当時の話を思い出しました。
「換気扇と話す少女の謎」です。
夏といえば塾業界では夏期集中講座の真っ最中です。
夏期講座での休憩時間ともなると、生徒が職員室に頻繁に出入りしてわちゃわちゃと大変です。単に先生とおしゃべりする時間なのです。
講師にとって食事時間でさえプライベートな時間はありません。
まぁ、子供好きでないとやってられない仕事ですね。
そんなある日、たまたま誰も来ないお昼の休憩時間に、小学3年生のSちゃんが一人でやって来ました。そして妙な話を聞いたのです。
Sちゃんは少し変わった子で、まわりから少し浮いている存在でした。
心がとってもピュアで素直な子なのです。
行動がスローだったり天然だったりは仕方ないとして、ピュアなあまり正義感が強すぎるので周りと打ち解けるのが難しい雰囲気がありました。
そのSちゃんと普通に話していたときです・・・
Sちゃん 「・・・・でね、嫌だったんだけど換気扇がやめろ、っていうから止めたの。」
僕 「そう、換気扇が言ったからか・・・それは仕方な・・・って、・・えっ!いやいや・・!なんて? 換気扇が言たって?」
Sちゃん「そうだよ」
僕 「換気扇て・・・よく台所とかにある あのカンキセン?」
Sちゃん「うん。」
僕 「・・・・・・・・(*_*; 」
動物と話をしたり霊と話の出来る人はいますが、換気扇と話せる子は初めてです・・・
まずは話を聞かなくちゃ・・・そう思いました。
僕 「その・・カンキセンとはいつから話をしているの?」
Sちゃん「ずっと前、小さいときからだよ」
僕 「主にどんな話が多かったの?」
Sちゃん「学校での事とか、内緒の事とか聞いてくれるの」
僕 「聞いてくれるだけ?」
Sちゃん 「うううん。向こうも話してくれるよ。」
僕「話すって・・・言葉が聞こえるわけ?それとも頭の中で聞こえる感じ?」
Sちゃん「言葉で聞こえるの。あ、でもね、男の人だって分かったよ」
僕 「それは何で?」
Sちゃん「声がね、低いの。だから少し聞き取りにくい」
僕 「声だけか・・・」
Sちゃん「違うよ。ちゃんと顔も口もあるよ」
僕「ええ! 顔と口! どんな顔!?」
僕 「なんかライオンみたいだった」(^_^)v
・・・と言って無邪気に笑います。
そんな会話をしていると、他の生徒達が寄ってきたのでこの話は終わらざるを得なかったのですが・・・
いったいこれはどう理解すればいいのでしょう・・・
換気扇そのものが「喋る」わけはないのは明らかですよね。その場所の構造がよくわかりませんが、換気扇付近からライオンらしき顔が出て、それが彼女に話しかけるのでしょうけれど・・・
それから僕は「換気扇と話す」4つの可能性を考えてみたわけです。
①Sちゃんの勝手な妄想。
②Sちゃんが僕をからかっている。つまり嘘をついている。
③Sちゃんのおじいちゃんかお父さんが、理由はわからないが、ライオンの仮面をつけて彼女の相談相手になっている。
④Sちゃんにしか見えない「何か」と本当に話をしている。
一般的には①と言うでしょう。
②は、彼女を知る僕から言わせれば、まずあり得ないです。
③は・・・話としては面白いですが、ドリフじゃあるまいし・・ 現実的ではありません。
ですから、僕的には④の線が強いかな、と思っていました。
その後、Sちゃんとその話をすることがなかなか出来なくて、結局1ヶ月がたちました。
そしてようやく二人で話せる時間が出来たのです。
・・・・・・・・・・・・・・
僕 「・・・で、例の換気扇さんとのお話だけど、あれからどうなの?」
Sちゃん「もうだめ。何にも話さなくなっちゃった・・・というより、今はもういないの」
僕「いない、って?」
Sちゃん「おじいちゃんとおばあちゃんが換気扇をはずしちゃったから」
僕 「外す?換気扇を?何で?」
Sちゃん 「うう~ん。分からない」
もし、Sちゃんの妄想だとして、それで両親がわざわざ家の換気扇をはずすでしょうか・・・何より排気に困ると思うのですよね・・・
それとも「はずした」ということも彼女の妄想なのでしょうか・・・
今となっては全くの謎です。
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