ポケトークがとうとう3代目の最新機種が出ましたね。
CMなどでも紹介されているのを見ると「凄い!ほしい」「これがあれば語学学習いらないのでは!」などと思った人も多いと思います。
はい、僕はそう思いました。(#^^#)
しかし、ちょっと待ってください。
このポケトーク、いいことばかり書かれていますが、実際使用した者から率直に本音の意見述べさせてもらいます。
何に使うかで値打ちは大きく変わる
結論から言います。
海外の「観光旅行」でこちらと相手が時間に余裕のある時。そして、国内で外国の方が多く来るお店などでは使えると思います。
確かに便利です。
CMにあるような、お互いが笑顔で、聞きたいことを「ゆっくりと」対話する場面ではとても便利で使っていて楽しいのだろうな・・・と思います。
会話の時間を楽しむという余裕のある環境ですね。
つまり、そのようなシーンで使用するのが多いだろうと思われる方は非常に優れモノで「買い」だと思います。
メリット
まず、翻訳精度はいろんな翻訳アプリのある中ではピカイチではないでしょうか。それは信頼できます。
前もって必要な例文が残しておけたり、カメラ翻訳があったり、現地通貨が円で分かる機能などもついていますが・・・これ、スマホアプリでいくらでもありますから特にメリットではないかもしれません。。。
となるとメリットは翻訳精度が良い、だけですが、もともと翻訳機なのですから翻訳機能が優れているのは最大の強みだと思います。
ただ・・・・
これも翻訳のタイミングが合えば・・・の話。
何を言っているのか、ゆっくり説明しますね。
相手は待ってくれない
海外に行くと経験されている方は多いと思いますが、テンポよく会話をしないとならない場面は結構あるのです。
例をあげるとコンビニで買い物をしたらおつりが間違っている・・・買ったものが不良品で交換をするにも何が気に入らないか伝えなければならない・・・など、何かトラブルがあってそれを言いたい、または釈明をしないとならない・・・などのケースです。
また、複雑な電車の乗り継ぎの方法を聞く場合や、観光地でマジの値段交渉をする場合など・・・
こんな時、相手にポケトークを差し出してそれに向かって話して・・・なんてことに向こうは付き合ってくれません。
いや、2ターンくらいまでは付き合ってくれるかもしれませんが、うんざりした顔をされます。
その上、タイミングよく話してくれる方がまれです。
ポケトークはボタンを押してからしゃべるのです。
終わればボタンを離すと自動翻訳されます。
何度も言いますが、素晴らしい翻訳性能です。
でもそれはボタンを押してから、相手が話終わったことを見計らって「離す」作業が完結したときの話です。
相手は、こちらがボタンを押すタイミングなど関係なしに話始めます・・・
そして、長々としゃべられてどこが終わりかわからなかったりもします。
そう、中国やタイは特にそうでした・・・(涙)
当然、翻訳された内容は、とても中途半端・・・
「ごめん、もう一度最初から話してください😢」
と言えるのは1度まででしょう。
僕は海外に行くのは仕入れをする、いわばバイア―のような仕事ですから、その時のために買いました。
でも、今ではポケトークは持って行きません・・・使えないからです。
バイア―といっても、難しい話をするわけではありません。でも、モノを買う時のきちんとしたやり取りや細かい説明は必要です。
でも、それさえもテンポよくできないと仕事にならないわけです。
テンポよく会話ができない原因の二つ目に「翻訳時間が遅い」というのがあります。
初代ポケトークは片道3秒かかっていました。ですから、一つの会話のやり取りに6秒かかるわけです。
2代目のポケトークは片道2秒に短縮されてました。
ただ、それも使用して2年目に入ると片道4秒になってきてかなりイライラします。
※これはWi-Fi環境や内臓シムデーターの使用度合いによるのですべてがそうではないと思いますが・・・。
最新の3代目ポケトークは、たぶんもっと進化していると期待できるところだと思いますが。
結局ポケトークが教えてくれたことは、「楽せずに、自分の頭を使ってきちんと語学勉強しろ!」ということでした。
ですから、初めに書きましたが、「これがあったら語学勉強しないでもよくなるぞー!」は妄想だと思ってください。
あり得ないことでした・・・
でも、この体験談を読まれても「自分にはきっと役に立つだろう」と思われる方もいると思います。実際、使い方によっては役に立つ方も多いはずです。
今は空港でもレンタルされていますから、まず使用してから購入を考えられる方が良いと思いますよ。
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