「憑依」と聞けばおどろおどろしい怖いイメージがありますよね。
実際にそうなのですが、いろんな話を伺っているうちに憑依の怖さはイメージ云々ではなく、「いつ誰にでも起きうるうものだ」という意味で怖いもの、という思いがあります。
憑依は悪霊ばかりとは限らない
先日、前の職場の後輩が遊びに来て「いやぁ、ほんとにこんなことってあるんだなぁ、て思いましたよ」と言い出しました。
彼はもともと高校の教師をしていましたが、思うところがあって転職をし、現在はある日本語学校でのマネージメント業務をしています。
海外から受け知れた生徒を研修するだけではなく、就職先も紹介する業務が主な仕事と聞きます。
後輩の話はこうです。
夜に彼の携帯に事務所から電話が鳴りました。
後輩をここではNさんとします。
事務所「Nマネージャ!!今年卒業したベトナム人のA子さん!なんだか様子が変なようです。同居の友人が興奮して電話をかけてきています!!」
Nさん「どういうこと?」
事務局「いや、よく分からないです。私はこれからからA子さんのアパートに行きますからマネージャーも来てください」
Nさん「よし、わかった」
A子さんはベトナム人の女の子で、企業に就職も決まり問題なく日々を過ごしていたはずなのです。
NさんがA子さんの住む部屋に行くと、何やらただ事ではありません。
わけのわからないことを言って、ずっと暴れています。
もともと言葉がベトナム語ですから話していることはわからないのは当たり前なのですが、声が違うのです。
野太い男のような声です。
そのうえ暴れるA子さんを二人で抑えるのですが、これが女子の力かと思うほど強い。
とりあえず身元引受人である、日本に在住の同じベトナム人のA子さんのおじさんに連絡を取りました。
「ほんと参りましたよ。おじさんという方が来るまでずっと徹夜でA子を見張っていたんですから。僕、次の日も仕事ですからね・・・」
と困り顔で話すNさん。
その時の様子を聞くと、A子さんの口から出るベトナム語をおじさんが聞くところによると、話しているのはA子さんの亡くなった祖父らしいのです。
詳しい内容までは話してくれなかったそうですが、A子さんの祖父が何らかのきっかけで彼女に憑依し、抗議のようなことを言っていたらしいです。
今は、おじさんがA子さんのベトナムの実家につれて帰って療養生活をしているとのことです。
軽い憑依は日常で頻繁に起こる
実際に僕も店のお客さんが憑依されている状態の時を見たことがあります。
というか、正確には「憑依されていた状態からもとに戻る様子」ですね。
ある男の方が連れの男性とともに入ってきました。
その男性は見るからにしんどそうで体調が良くない様子です。
初めはそのような感じの方なのだろうと思っていましたから、それを気にしないようにいました。
すると、突然
「おえー!!っ」「ぐげげげげ!!」と奇声を発します。
何か吐きそうな感じなのです。
「えっ!?何が起こったのだ!?」
僕だけでなく周りのお客さんも言葉を失い、ただただその男性を見ているしかありません。
家内はすかさず男性の背中をさすり、何やら呪文じみたものをぶつぶつ唱えました。
しばらくするとその男性はすーと眠ったようになり、静かになりました。
「このまま寝てしまうのだろうか・・・」と心配になった頃、男性は目を開けて普通に会話ができるようになりましたが、あれほど周りを驚かせていたにも関わらず、自分が何をしていたのか記憶がないのです。
あ、憑依されていたな、とすぐにわかりました。
男性は数日後にまた来られたのですが、その時はごく普通の様子になっておられたのです。
目つきが明らかに変わっていました。
憑依される原因として、男性自身の身に何かがあったのだと思われますが、あえてそのようなことをお聞きする必要もないので原因はわかりません。
こういったケースもあります。
数人で初めて来られた中年の女性の方々です
お店に入られたのはいいのですが、カウンターの前で突然しゃがみこんで立てなくなりました。
体の機能的なものが原因で立てなくなってしまったのではありません。
周りの方々も心配して、とりあえず外に出そうということになり、数人で抱えて店の前の通路の壁によりかかって休んでもらうことにしたのです。
それからその女性は、わーっと突然泣き始めました。
何が起こったのか周りは全く分かりません。
連れのお客さんが彼女の体をずっとさすっていると落ち着かれたようで、しばらくすると普段の彼女に戻った様子でした。
このお二人のケースは軽めの憑依です。
店には様々な浄化グッズ、気を整える守護と魔除けのアイテムなどが揃っていますから、霊自身、気分が悪くなって憑依した本人の体から自然と出て行ったのだと思われます。
軽い霊の場合は盛り塩のある場所には入れなかったりします。
そんな時、霊が嫌がるので本人(憑依された体)に行きたがらない気分にさせてしまいます。
ただ僕は遭遇したことはありませんが、聞くところによると物を動かしたり出来るくらいの強い悪霊もいるそうで、そんな霊に取りつかれた人を除霊するには密教系の修行をされた僧侶しか無理なようです。
エクソシストのあんな感じですね。
霊能者の方がよく言うことですが、憑依されるのは、されてしまう本人にも問題があるそうです。
邪(よこしま)な考えでいたり、いつもネガティブな気持ちで暮らしているのは絶対によくないのです。
自信をもって積極的に生活することが何よりの邪気除けになる、ということですね。
【読者登録】
読者登録いただける方や配信解除のご希望は下記からお願いします。(配信解除希望の方は、メッセージに「配信解除」とお書きください。)
※ご登録いただきましたメールアドレスは、ブログ配信以外には使用いたしませんのでご安心ください。
※お名前は本名以外でも結構です。
※配信は「inori@ktf.biglobe.ne.jp」からいたします。スマホの方は受信が出来るよう設定をお願いいたします。
※記事へのコメント欄はもっと下にございますので、そちらからお願いいたします。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
この記事へのコメントはありません。