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初PCR検査

この記事を書いている時期は、東京よりも大阪のコロナ感染数が多くなっていて「大阪やばい!」のニュースが連日流れていた頃です。

関西から離れた都市に住んでいる方からすると、兵庫県も大阪も同じ「くくり」なのでしょうか。関西圏といった感じで。

「関西」とひとくくりはやめて


地方に住む父の具合が良くないのは知っていました。
しかし入院している総合病院側としては、一切面会禁止です。
それでも同県内に住む姉の場合は、父が重病で個室という事もあり特別に短い時間の面会は許されていました。

ただ、姉が県外の者と接触すれば2週間は自宅でおとなしくしていなくてはなりません。
そんな事情があるので、お見舞いどころか田舎の姉にも会いに行けない
かったのです。
これは今はどこの病院でも同じですね。

先日、父の様態が思わしくないので、病院から「ご家族に連絡してください」と言われ、朝早くに僕の携帯が鳴りました。

急いで高速バスと在来線を乗り継いで行ったわけですが、病院玄関前でストップ。

初めに聞いていた通り指示された部署に電話を掛けると、裏の駐車場まで車を回してほしいとの指示です。

看護師「駐車場に着いたら連絡ください。車の中で検査をいたします」
僕「あの、自家用車ではなく電車で来たので、駅からタクシーなのですが」と伝えると・・

看護師「・・・・・(数秒沈黙)」

僕「もしもし?」
看護師「・・あ、・・ではですね、裏の駐車場奥に『〇〇』という入り口がありますのでその場所でお待ちください。場所わかりますか?」
僕「初めてですが、今から歩いて行ってみます」


その県は全国でも感染者が極めて少ないところです。そして都市部ではありませんからその地方のコロナ感染者はほんのわずかなのです。
だから僕が思っている以上に、コロナに関しては超敏感になっていたのですね。

そう、思っていた以上に・・・(-_-;)
このことは次第に実感することになりました。

別室でPCR検査をして、それから館内に入れるのだと聞いていた僕ですが・・・


指定された場所で待っていた看護師さんは、小柄で若く、戸田恵梨香そっくりの美形でした。
最も、マスクをしているので鼻上から目元がそっくりだというわけですが・・・


看護師「こちらへどうぞ」
と案内されたのは、裏口の駐車場の隅に建てられた簡易のプレハブ小屋です。

看護師さんは持ってきた鍵で開けようとするのですが、なかなか開けることが出来ません。
ただ開けるだけと思うのですが、気のせいか焦っている気がします。

ようやく開けることが出来た小山の中は、4畳くらいの広さに椅子が一つあるだけです。

それから検査の流れが書いてある紙を渡されて説明をするのですが、これも気のせいか常に僕と一定の距離を取っている様子なのです・・・

検査は、鼻から粘膜を取るタイプではなく唾液で検査をするものでした。

10分後に唾液を容器に入れて、説明どうりそれを看護師さんが用意していた袋の中に入れるのですが・・・。

僕は普通に容器を袋に入れようとしたとき・・・
看護師さんの袋を持つ姿勢が「および腰」なのに気が付きました。
「逃げ腰」と言ってもいいでしょう。

そして、ゆっくり行動すればよかったのですが、椅子から立ち上がった僕は、普通につかつかと看護師さんに近づいていったのです。

すると

数歩後ずさりされてしまいました(-_-;)

この一瞬の行為ですべてが理解できたのです。


この土地の方の感覚からすれば、関西=大阪、そこから来る県外者=感染者、みたいなイメージなのです。いや、絶対あります。

初めに「自家用車ではなく駅からタクシーで・・・」と言った僕の後の沈黙も意味が分かりました。
『えっ?電車とタクシーだったら、菌をばらまいてきたんじゃないの!?』
という思いが頭をよぎったのでしょう。
感染者かもしれない僕のそばにいることが、明らかに動揺して鍵を回す手が震えていたのかもしれません。
常に一定の距離を保たなければ!という意識も働いていたのでしょう。

戸田恵梨香に後ずさりされた後、軽いショックを受けた僕は、結果が出るまで1時間はかかることを告げられます。

外を見ると、簡易トイレが設置されてあるのに気が付いたので「あのトイレは使用してもよいのですか?」
と聞くと
看護師「はい。使ってください。」
そしてすぐに
看護師「今使いますか?いつ使いますか?」
とやたら聞いてくるので、使用後にノブや水道蛇口などいろいろ消毒をするのだな、と思いました。
ある意味、徹底した感染対策です。みごと。
ただ、僕的には「完全な感染者扱い」に複雑な思いでしたけど。

約1時間後に看護師さんが来ました。
明らかに先ほどとは違い、警戒心が薄らいでいるような雰囲気です。

看護師「お待たせしました!結果が出ました『陽性でしたよ』。大丈夫ですから、今から病棟にご案内しますね」
僕「陽性???」
看護師さんは「陰性」と言い間違えたのでしょう。
つまり、それだけ焦っていたのではないでしょうか。

関西では毎日多数の感染者情報を耳にしている僕としては、何となく慣れてしまっていて危機感がそれほどありません。
でも、地方の方はまるっきり捉え方は違うんですね。
PCR検査をして「陰性」だとしても、それが100%安全ではないことは過去の事例からも明らかですし。

まあ、自分がそのような扱いをされたことで、一般の方々の危機感を再認識することが出来た良い機会でした。

あ、父の様態ですがなんとか落ち着き、3日ほどで僕はこっちへ帰ってきました。

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