僕の友人、Aの奇妙な体験をご紹介します。
皆さんは「ドッペルゲンガー 」という言葉をご存知でしょうか?
一言で言うなら「自分とそっくりの姿をした分身を見る現象」とか「同じ人物が同時に複数の場所に姿を現す現象」とか「自分がもうひとりの自分を見る現象」とか言うものです。
そんなばかな、と思いますか・・
僕も話には聞いていましたが、友人の体験を聞くとありえるかも知れないと思うようになりました。
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ある時、いつものように雑談をしているとAがこんな話をしてくれました。
A「河野・・信じてくれないかもしれないけど、昔、もう一人の俺のせいで友人と大喧嘩した事があるんだよ」
河野「もう一人の俺?」
A「ああ・・・もう一人の俺。でも、なんと言えば分かってもらえるかな・・・」
僕はすぐにそれがドッペルゲンガーの事だと分かりました。
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話は、Aが高校生の頃に戻ります。
ある日、いつものように学校へ行くとクラスメートの一人が近寄ってきて「おい、A、昨日何か用事があったのか?」と聞いてきたのです。
何の事を言ってるのか分からないAは、言っている意味が分からない、と答えます。
友人は、夜にAが家に来たと言いますが、Aは行ってないと言い張ります。
そうです。この・・行った、行ってないで喧嘩になったわけです。
話はこうなのです。
夜8時ごろ、友人の家のチャイムがなりました。
今時分誰だろう?と思って玄関に出て見るとAが立っているではありませんか!驚いたのは友人です。
だってクラスメートではあるけれど、特に仲が良い訳でもないAが突然家にやってきたのです。
とりあえず友人は部屋に上げました。
すぐに友人のお母さんが、お菓子とコーヒーを持ってきてくれたので、お母さんもAに会っているのです。
でも、Aは何かを喋るわけでもなく友人が話しかけてもただうなずくだけです・・・
友人は『なんだよこいつ・・用があるなら何か言えよ・・』と少しいらつき始めました。
30分ほど黙って、レコード(当時はCDよりレコードが主でした。)を聞いていたAが、突然「帰る」と言い出し、そのまま階段を降りて帰って行った、というのです。
この話を聞いてA自身も大いに怒ります。
何で俺がお前の家に行かなきゃならないんだ!というわけです。
Aだって家にいるわけですから、親が証人です。
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Aが言います「あの時は喧嘩をしたんだけど、冷静になって考えてみれば、友人も嘘は言っていない様子なんだ。あいつのお母さんだって俺の事は見ていると言うし・・・じゃ、俺でない俺は誰なんだ?」
僕は、ドッペルゲンガーが実際にあった事例などの話をしてやりました。
彼はもともと奇妙な体験の持ち主ですから、こんな体験も不思議ではないと思ったからです。
どうでしょうか?
もし、ドッペルゲンガーなど存在しなくて、友人の家に行ったのが全くの別人と考えるとそれこそ納得がいかなくなってしまいます。
友人や親でさえ「A」と見間違えるほどの超そっくりさんが、コーヒーとお菓子を食って音楽を聴いて帰ったのでしょうか・・・
または、Aが夢遊病だったと言う説・・・
すべて不自然ですよね・・・
あ、余談ですが、このような体験をする人は「たまたま・・初めて」みたいなケースはありません。
特殊な体質を持たれていて、普段から普通ではない体験をされていますね。
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