なんだかNHKスペシャルのタイトルみたいになりましたが、たまたま地方へ出張へ行って感じたことです。
消費者還元事業ということで、2%-5%のキャッシュバッグの話はいろんなところでPRされていますよね。
うちもそれに対応すべくすべてのカード決済、Pay決済の還元手続きを取りました。
それぞれの導入ごとに手続きをしないとならないから結構手間でした。
まだまだ現金神話の地方
PayPayやLineペイをはじめ、かなり前からキャッシュバックキャンペーンを行っているので「使わないと損!」くらいに思っていた僕でした。
慣れると便利です。
小銭で財布が膨らむのがかなり減りますから。
先日、仕入れで長浜と彦根へ行ってきたのです。
それぞれの城下町はとても趣があり、観光かねての仕入れ旅でした。
ところが、飲食店や雑貨店でPay関係を使える店は一軒もありません・・・
カードの使える店も少ないのです。
えっ?
僕は不思議に思い、ある飲食店で聞いてみました。
河野「あのぅ・・カードやPay系の使えるところはあまりないのですかねぇ・・」
お店の方「そうですねぇ・・ないと思います。うちもカード使えませんし・・・」
お店ならまだいいとして、ホテルで使えないのは驚きでした。
というか、それ営業的にまずいと思いますよ!
泊まったホテルは、ロビーが写真のようなとても立派なホテルです。
その都市では名の通っている有数のところです。
受付の対応も当然パーフェクトです。
温泉も料理もすべて満足して、さぁ、チェックアウトという時。
すでにチェックアウトしている年配の方が、受付で少しトラブルを起こしている様子でした。
受付「・・・できないのです・・・」
お客「でも、現金は1万円しか持っていませんし・・どうしても何とかならないでしょうか・・」
受付「・・・仕方ありません・・・では、今回だけということで、次回からは必ず現金でお願いしますね」
言葉遣いは丁寧ですが、ややきつい口調のように感じられました。
そしてカウンター下から、カード決済端末を取り出してお客さんからカードを受け取って処理・・・。
年配の男性は「これから気をつけます」と誤っておられました。
その時は一体何のことかわからなかったのです。
カードに何か不備があったのかと思っていました。
さて、僕たちの会計です。
受付「夕食時のご飲食代と合わせて36500円でございます。」
そのあとすかさず・・・
受付「現金でお願いいたします。」
河野「えっ?カードは使えないのですか?」
受付「はい。現金のみでお願いをしております。」
と当然のようです。
※ちなみにここのホテルのHPには「カード決済不可」などの理(ことわり)は書いてありません
外国人絶対困るで!
僕はたまたま現金を持っていたのでそれで支払いましたが、しばらくして、先にいた年配の男性とのやり取りの意味が分かってきました。
するとだんだん腹が立ってきたのです。
カードが使えないのに、カード機器を取り出して決済したことで、お客さんが「今後気をつけます」と言わないとならない・・・
カードが使えないことを、受付が申し訳なく謝るのならわかります。
これ、クレームになってもおかしくないケースですよね。
たぶん普通に。
でもその地域では、観光地としては有名かもしれないけれど「お金は現金で支払うものだ」という観念がものすごく強いのかもしれません。
市民レベルで何も不便感じないし、サービス業でもカードで支払う顧客などほんの僅かな人たちなのでしょう。
10%の増税時に、ポイント還元するの云々の話はどこぞの世界の話だ!という感覚でいるのでしょうね・・・
タイトルで「地方の現状」などと書きましたが、地方をひとくくりするのはどうか、とも思いましたので、これから個人的にも意識して調べてみたいと思います。
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