お客様で、いつも非常にユニークな体験をしておられる男性の方がいらっしゃいます。
テレビ関係のお仕事をされておられるので、お付き合いの幅が広いからでしょうか、聞いていて飽きないお話がどんどん出てきます。
名前をJさんとしておきます。
Jさんが昨年のハロウィンで、京都にある「信長茶寮(しんちょうさりょう)」
というカフェ&バーで仮装パーティをした時のことを話されました。
その「信長茶寮」は何かというと、旧本能寺跡に建ったエンターテイメント施設なのです。
田信長の最期の地である旧本能寺跡の一部にビルを建て、「信長と酒を酌み交わす」というコンセプトで作られた、地下1階から地上4階建ての施設です。
※現在の本能寺は1591年に、豊臣秀吉の命で寺町へと移転させられています。
施設をプロデュースしているのが、「北斗の拳」や「花の慶次」で有名な原哲夫さんです。Jさんは原哲夫さんと交流があることから会員限定の仮装パーティに呼ばれたそうなのです。
前置きが長くなっていますが、もう少し我慢して読んでください。
旧地の元本能寺南町は、1992年発掘調査が行われたのですが、織田信長の定宿だった当時の遺構が発見されて話題を呼びました。
現在は「信長茶寮」以外、高等学校や養護ルーム施設、マンションなども建っていますが、建設に伴う遺構調査では、「本能寺の変」において焼けたと思われる瓦や、柱などが発見されたようです。
今回は、この柱の一部にまつわるお話です。
「信長茶寮」でも、当時見つかった焼け焦げた柱の一部が展示されてあるようですが、Jさんが個人的にその柱の一部を、譲りうけたそうです。
管理人さんが展示品以外にも保管されているのでしょうか。
Jさん「よかったらその一部を店長にも分けてあげましょうか?」
河野「えっ!!そんな貴重な品、いただいてもいいのですか!」
Jさん「・・・まぁ・・それはいいのですが、ただ・・」
河野「・・・ただ・・?・・」
なんか雰囲気が怪しくなってきました
Jさん「少し覚悟が必要ですよ・・」
覚悟????
Jさんによると、本能寺の柱の一部を頂いてからろくなことがないと言うのです。
まずパーティの当日、終電に間に合うように帰ったのに、途中で電車のトラブルから終電が途中で止まり、自宅よりはるか手前の駅で降ろされる羽目になりました。
TAXIは全くつかまえることが出来ず、ただ歩くばかりです。
途中、雨が降ってきてずぶぬれになって、ようやく朝方自宅に着いたそうです。
それからも災難は続きます。
家の中や仕事場で、いろいろな角で頭や足を強くぶつけまくるそうです。
何で!
と思うくらいぶつけるのです・・・
Jさんが「何かありますよ、これは」というくらいですから、確かに変なのでしょう。
Jさん「そんな柱の焦げあとですが、いります?」
僕は顔をぶるんぶるん横に振ってお断りしました
本能寺の変については、織田信長の遺体が見つかっていないことをはじめとして様々な「謎」がありますよね。
柱はお断りしましたが、何となく興味がそそられます。
まあ、身体をぶつけたりする程度だと信長の悪ふざけ再度なのかも知れません。
それから、今年のハロウィンパーティにぜひ一緒にいかがですか?と誘っていただきましたので、ぜひ行ってみたい気がしています。
ただ、パーティのような人が大勢集まるイベントの前には、お坊さんを呼んでお経を上げてもらってからするようで、やはりただならぬ雰囲気の場所のようです。
Jさんが言います
「仮装ですが、本気でないと恥をかきますよ」と念を押されました。
本気の仮装ですか・・・どんなのでしょうか・・・
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