自転車を盗まれた経験のある人はわかると思いますが、盗まれた時って何とも言えない悔しさと怒りがこみあげてきます。
たいてい自転車を置いていた場所は自宅からそれなりの距離があるので、口惜しさとともにとぼとぼ歩いて帰ることになるのですよね・・
家の近くに、関西では有名な大学があります。
ほとんどの学生は駅からバスに乗るのですが、自転車で通ってくる生徒も多いです。
その自転車置き場は学校のすぐ横に用意されていて、いつも50台くらいは置いてあるのではないでしょうか。
その自転車置き場の先に大きなスーパーがあり、僕は休みの日には、よく歩いて買い物に行きます。
そして、その自転車の群れを見ていつも思うのです。
学内ではなく、一般の市道の横にそれとわかる「青空自転車置き場」なので、中には盗まれたりすることもあるだろうな・・・と、余計な心配をします。
そんな中、小さな子供を乗せるためのママチャリを見つけました。
ママチャリと言っても、とてもきれいな新車です。
10段変速くらいはついていそうな、ちょっとグレードが高そうな自転車です。
写真のように、子供が後ろに乗せられるような大きな日よけのフードもついています。
初めは、主婦の誰かが大学に通われているのだろか・・・と思っていたのですが・・・
ある日、いつものように買い物に行く途中に持ち主を見たのです。
それも3回も。
なんと、イケメンの男子学生だったのです。
勝手に、ママチャリの持ち主は主婦だと思っていた僕は軽い驚きでした。
でもまあ、子供用サドルの部分は便利な荷物置き場にはなっています。
彼がもしも「家のママチャリを借りて乗っている」としても・・・3回見たと書きましたが、(3回ともたまたま見たしてはめちゃ偶然ですよね! ま、それはいいのですが)
それほど偶然に会う確率が高いということは、よく大学に通っている学生です。
そんなに頻繁に通うなら普通の自転車を買わないですか?
19歳か20歳かそれくらいのイケメン君が子供用サドル・・・それも「お子様フル装備」バリバリの仕様で乗るのはちょっと抵抗がある気がします。
でも
ひょっとして・・
彼は盗難対策に、バリバリ「お子様フル装備」仕様にしているのではないでしょうか。
それなら理解できます。十分に。
<
そういえば、自転車盗難防止方法でこんなケースもアリかもしれない、と思ったユニークなやり方をしていた人の実話を紹介しましょう。
それは僕が高校生の頃、駅前の自転車置き場・・といっても有料の管理人がいるきちんとしたところではなく、何となく皆がそこに置いているだけの「自転車置き場」に置いていた時のことです。
今では市に撤去されたりするでしょうけれど、当時の日本ではそのような暗黙の了解みたいな自転車置き場があらゆるところにありました。
ある日いつものように駅から自転車に乗ろうとしたとき、横の自転車のサドルに白い紙が貼ってあるのに気が付きました。
紙にマジックで文字が書いてあります。
なんだろう・・・
その紙にはこのように書かれてありました。
「この自転車は私のお気に入りで買ったばかりです。ですからどうか盗まないでください。」
僕は思わずクスリと笑ってしまいました。
この「情」に訴えるやり方は、日本ならではの「手」かもしれません。
諸外国なら絶対意味を成しませんからね・・・
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