広州は、「食は広州にあり」というほど広東料理で有名な地域です。屋台などの外食も盛んです。
しかし、いつも不思議に思うことがあります・・・
食べる前に、まずやることがあります
レストランに入るとテーブルの上にメニューが置いてあります。
それを眺めて「どれにしようかなぁ~」と選んでいると、愛想の悪い店員さんがやってきて、僕の前に、お茶が一杯入ったポットと、プラスティックのボールが置かれます。
そう、無造作に・・・
今回はお茶でしたが、お湯が入っていて、ボールの代わりに洗面器が出てくることもあります。
そう、お風呂で使うあの洗面器です。
初めての時は頭の中が「????????」でした。
注意深く周りを見てみると、ボールの中にテーブルの上に置かれた小皿や大皿やお箸などを入れて、お茶で上手に洗っています。
そう、「洗う」ためのものなのです。
「えっ!そんなに汚いの?」と思うかもしれません。僕はそう思いました。(*_*;
昔の中国は衛生が悪かったのでそうしていたようですが、今では風習として残っているみたいです。
まずこんなふうにして洗浄します。
テーブルに置いてある食器類は見た目はとてもきれいですので、「これする必要ある?」と聞くと、彼女(通訳の子)は「私は必ずします」と言い切ってました(汗)
はぁ・・そうなんですね。
広州や香港などの華南地域は、湿度も高く温度も高いのです。昔は雑菌が湧いたりする環境が整っていたそうで、いくらレストランが綺麗にしても、時間が経つと危険らしいのです。
そのため安全確保の為にも、沸騰したお湯を使ったお茶で殺菌をするのです。
それを聞くと、単に風習だけとは限らないのかもしれません・・・
食を楽しむパフォーマンスかも
店の運営として考えたら、この洗浄のためにポットと洗面器をテーブルの数だけ用意して、お湯も沸かしていて、それを持って行ってまた引かないとなりません。
すごく面倒な手間がかかっていると思うのですよね。
それより、きちんと洗って「うちは完璧に洗っているから洗浄の必要はありません」の方針に変えたほうが効率いいと思うのですが・・・
それが変えられない何かがあるんでしょうね。
例えば、以前の「中国事情あれこれ」などにも書きましたが、日本人以上に「食を楽しむ」文化が中国にはあるので、このめんどくさい行為もなにかしら意味があるのかもしれません。
食にどん欲な中国の方ですが、街を歩いていつも思うのは「よく食べるのに太った人が少ない」ということです。
少なくとも若い女性で太っている人はあまり見ないです。
ですからスタイルがいいので、足出している女性結構多いです。
これはお茶が関係しているのかも・・・と思い、今度はお茶についても調べる必要がありそうです。
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