コロナ前に行った吉野の千本桜。
人が多くて山頂に行くバスにも並んだけど、とてもよかった。
感動モノでした。
今度はいつか紅葉を見に行きたいと思っていて、ようやく実現しました!。
目的は「青の交響曲(シンフォニー)」
前回の千本桜を観光した時の教訓は、「帰りの特急列車は予約せよ」です。
あの時はケーブルも一切乗らず、出来る限り山歩きをして桜を十分堪能しました。
だから夕方吉野駅に着いたときはくたくたで「帰りは座りたい~」でしたが、大勢のお客さんも同じ気持ちなので座れるはずもなく、1時間20分の車内を立ったままでした。”(-“”-)”
特急列車を予約するのなら、やっぱり「青の交響曲(シンフォニー)」でしょう、と言うことで、1か月前から行きと帰りを予約しておきました。

ただ、予約は帰り便だけでよかったと思います。
理由は発車の時間にあります。
「青の交響曲(シンフォニー)」は大阪阿部野橋駅からの行き2便、吉野駅発の帰り2便ですが、一番早い10:10に乗ってケーブルとバスを乗り継いても頂上に着くのは12時頃。

帰りの16:03分の電車に乗ることを考えると、ゆっくり散策している時間がありません!
ですから、次に行くときはもっと朝の早くに出る「さくらライナー」に乗るべきでした。(^^♪
あ、この青のシンフォニー、特急料金520円・時別料金210円(2025年11月時点)で乗れるなんて安くないですか!
※乗車券は別。

何で6年前に行ったときに知らなかったのか・・あの時の自分に後悔します。
頂上事件
桜も紅葉も行く時期によって景観は大きく異なりますよね。
11月の中旬に、近畿ツーリストで紅葉ツァーが組まれていたからこの時期がいいのだと思って、店を臨時休業までして行ったのですが、紅葉を満喫するのはあと10日ほど遅かった方がよかったみたい。
さて、マイクロバスを降りてまずは金峰神社に行き、そこから降りていくコースを予定していました。
バス停から金峰神社までまっすぐな上り坂です。
バスを降りて坂道を見ると・・・・
あれ・・・道に誰か寝ています
初めは、外国人が道に寝そべって友人が近くの高いところから写真を撮っているのかと思っていました。
でもなんか違う様子・・・
近づくと、寝ているのは初老の男性で・・・周りはかなりの量の血が流れているではありませんか!!
家内が駆け寄って男性に話かけます。
幸いに意識はありました。

僕は急いでバス停に向かい、今発車しようとしているバスを止めて運転手に救急車を呼んでもらうようお願いをしました。
初老の男性は80歳で杖をついておられた様子です。
男性は金峰神社にお参りをした後、バスが来る時間になったため急いで下り坂を降りたのですが、その時、紅葉の枯草に足を滑らせて、大きく転んでコンクリートに頭をぶつけたようなのです。
頭から血が流れていて、止まりません・・・・( ;∀;)
ぽたぽた、ではなくぼたぼた・・・です。
マジでやばいと感じました。
救急車は早くてもここまでは30分くらいかかるとのことです。
バスの運転手は乗客を乗せたままですから、いったん仕事に戻ってもらい、ここは僕たちで何とかすることにしたのです。
ちょうど別の観光客の男性と女性が居合わせていて、僕たち4人で手わけして男性の介護に専念することにしました。
ようやく救急車が到着して、あとはすべてお任せできた時には心からホッとしました。

その場で1時間ほど経っていましたから、本来ならゆっくりと山道を散策する予定でしたが、バスに乗って世界遺産の「金峰山寺蔵王堂」へ!。
実は金峰山寺蔵王堂は、その時期、期間限定!「日本最大秘仏本尊特別ご開帳」を行っていたのです。
僕たちは何も知らずにだらだらと下っていくつもりだったのですが、ケガをした男性を介抱した時に、一緒にいた女性からそれを教えてもらいました。
その女性は、特別ご開帳で拝める「青の不動明王」を見に来るためにここまで来られたそうです。
「こんなチャンスめったにないから絶対に見ないとダメよ!」
と言われたので、紅葉が眺めることの出来る「展望台」もパスして急いで「金峰山寺蔵王堂」に行きました。

青の不動明王様は想像していた以上に大きくて大、大、大迫力です!
そして3体も並んでおられるのです!!
ここに画像を添付して雰囲気を知っていただきたいのですが、撮影が一切禁止のため、興味のある方は「金峰山寺蔵王堂」のホームページでチラ見をしてください。
※実物は画像では不十分です。
なかなか意気な演出をしてくれるなと思ったのは、不動明王様の前で一人一人座ってゆっくりと拝めるように、特別にこしらえた簡易個室が作られてあります。
そう、他人の目を気にすることなくゆっくりと不動明王様と対面できるのです。
あと、1メートルはある巨大なヴァジュラ(金剛杵や三鈷杵とも言う)も大迫力です。
何も知らずにこの時期に行った僕たちでしたが、人助けをしたことでドラクエのような展開が体験できたのです。
旅人を助ける→村人から情報を聞く→お寺でお宝ゲット

みたいな。(#^^#)
帰りはケーブルに乗らずゆっくりと歩いて下って行ったのですが大正解です。
紅葉の中を十分に満喫できたからです。
吉野駅には早めに着いたたのでお土産物屋さんをうろうろしていたら、きれいな鈴のストラップを見つけました。
えっ‥これって・・・
1か月ほど前、全く同じものを京都で1400円で購入したのですが・・・ここでは600円で売っている・・・”(-“”-)”

帰りは結構歩いたので、車内でビールを飲みたかったのですが・・「青のシンフォニー」内では、1缶750円!
皆さん、特急に乗る前にはぜひ吉野駅のお土産物屋さんで「300円の一番搾り」を買っておきましょう。
~・~・まとめです~・~・
①帰りの特急のみ「青の交響曲」を予約しよう。
②紅葉の時期は11月下旬がベスト。
③下りはケーブルではなく歩いて下山しよう。
④吉野駅のおみやげ物屋で鈴のストラップを買う。
⑤帰りにビールを飲みたい人は駅で買い込んでおく。









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