先日ドイツで20年以上暮らしている友人が、用事で一時帰国していたので久しぶりに会おうか、となってゆっくりと話をすることが出来たのです。
どこでもそうですが、他国の様子は実際に暮らしている人に聞くと信憑性があります。
危機意識のない日本人
ここ数年特に言われていることですが、日本人は「平和ボケ」してしまっている。
よくも悪くも、国内の治安が他国と比べてとても安全であることも一つの理由なのだと思います。
友人は言います。
「日本に帰ってきてまだ1週間だけど、すぐに感じたことがあるよ」
「日本人は全く危機意識ないよな」と。
電車に乗っていても店内でも無防備すぎる、というのです。
何か盗まれても、盗まれるほうが悪いのではないか、というくらい無防備のようです。
一例をあげれば、外国ではリュックを背負っていて、後ろのチャックを開けられて財布盗られることは珍しい事ではないし、実際に友人は被害にあったそうです。
確かに言われてみれば僕も同じで、海外では常に盗難には気を付けていても日本にいる時は気は緩みまくりです。
先日も、なぜあんなことになったのか、リュックのチャックを開けたまま担いでしまっていた時の事です。
後ろから小走りで走ってくる人の足音が聞こえました。
そして肩をたたかれたのです。
見ると40代くらいスーツを着た男性でした。
そして
「リュックの後ろ、開いていますよ」
と言って立ち去って行かれたのです。
これが日本なのですね。
また数日前、道で拾った定期券を駅に届けました。
大半の日本人はそんな程度の事は普通に行っているものだと思います。
でも友人の言うように、そうではあっても「いつも身を守る緊張感は持っていなければダメだ」と言うにはうなづけます。
「日本ではウクライナ戦争は遠い世界の事だと思っているだろう?でもドイツ人は、いつ自分たちの国にも戦争が起こるかわからない緊張感が常にあるよ」と言います。
確かに・・・
それは地政学的な要因があるから仕方ないのだ、とも言えなくはないですが、だったら台湾有事はどうなのでしょうか。
ひとたび事が起きるようなことになれば、確実に日本は参戦しなければならなくなる運命にあります。
日本ではまだまだ核兵器の論争そのものがタブーになっています。
ウクライナ戦争が起きてから、少しはそのあたりの空気感は変わってきましたが、まだまだ難しい話題です。
友人とは、そのような自衛のこと以外に、ドイツと日本とのビジネス習慣の違いも教えてもらいました。
いろいろ参考になることもあり、また何かの機会に紹介出来たらと思います。
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