商売をやっていると、観光地でも接客態度や商品の配置の仕方、掲示の様子を研究してしまいます。
これはサービス業の従事者のあるあるですね。
商売に限らず、どんな仕事でも「慣れからくる仕事の危うさ」は気がつきにくいだけに怖いですね。
「視察」と考えると、失敗したと思えるイベントやお店でも「半面教師」としてとらえることが出来、かけた費用のいくらかは意味のあるものだったと納得できるものです。 チケットの申し込み画面や手順、スタッフの接客、店の様子、掲示・・・などなど。
よく「お客さんの目線に立って考えましょう」は、多くのマニュアル本で必ず出てくるフレーズです。
ただ、店舗環境はそれが出来ても大切なのは「人」です。
様々な個性のあるスタッフを「お客様が気持ちよく購入できる」接客を統一させるのは大変なことです。
教育しなくても、スタッフの性格から「自然とできている」方もいれば、手を焼くスタッフもいる事でしょう。
自分も気づかないでこのような接客をしているのではないか、とか、商品の見せ方も気を抜いていたのでは・・などと気付かされます。
1年通して観光客の多い沖縄は、業界や場所によっては殿様商売のところもあります。
備瀬のフクギ並木を散歩中、孫がおしっこをしたいと言い出して、近くにあるカフェに駆け込んだのですが、店の入り口で我慢できずにズボンを下ろしてジャ~・・・((+_+))
な・・なんて優しい言葉なんだ・・・!!
迷惑かけた分、出来るだけ売り上げに協力せねば、と、昼飯代わりかと思うほどに大量のスイーツを食べて出ました。
国際通りの由緒ある琉球料理店。
中に通されると1階、2階はよく流行っているのに、3階のホールがある場所は空いてあれ?と思ったのです。
ただ、大きな音での演奏だけに「話が出来ない」のです。
そう、退屈なのです。
この店は価格もそれなりだし、一度来たお客は次は来ないのでは、と思ってしまいます。
「感性」が鈍くなったらもう引退ですね。
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ですから、時間が許せる範囲でいろんな場所に出かけるように心がけています。
意外と自分のことは気が付かない
イベント会場やお店の環境など、お客さんの視線で見た時、「ここは工夫すべきでしょ」とか「どうしてここが気が付かないかなぁ」とか「もっとこんな風になっていたらありがたいのに」など思うことはありますよね。
確かにそうなのですが、意外と自分の店の事はわからないのですね。
大手企業で、チェーン店のあるお店が一定のレベルを保っていられるのは、エリアマネージャーなど実際に現場から離れている方が、客目線で視察できるからなのだと思います。
観光地ではそれらを真近で観察出来るのは良い勉強となります。
仕入れをかねての沖縄観光
瀬永島ウミカゼテラスでトロピカルドリンクを頼んだ時の事、5種類くらいのメニューがあったのですが午後1時にも関わらず、1種類しかできないとの事。
まあ、仕方ないのでそれを頼んだのですが、店長らしき男性の表情が『めんどくせぇ~』と声が聞こえてきそうな感じ。
よく流行っている店でたくさんのお客さんが来て、疲れて『めんどくせぇ』だったのかな。
お!・・おいっ!!(汗)
入り口はお洒落な木造りになっていて、僕は凍ってしまいました。
その日は運よく(?)大雨だったので、おしっこそのものもすぐに流れ、跡形もなく消し去ってくれたので助かりました。
とはいえ、それで済ませられるわけはなく、お水をもらって掃除はさせていただいたのですが店としては不愉快だったと思います。
それなのに、その場にいた女性スタッフさんが「おもらしでズボンが汚れなくてよかったですね」と。
息子が予約してくれていた立派なお店です。
周りは中国人を中心とした団体客がいました。
あと、家族連れがぽそり。
1階席は掘りごたつ式の座席でしたが、3階は地べたに座る畳のまま。
正直座り続けるのはきつい。
席に着くとすぐに琉球の踊りと歌が披露されます。
通常ライブがある店では、30分舞台があれば1時間から1.5時間ほど間が空くものですが、この店は逆に30分ほど間が空くだけで
ずっとライブです。
役者の方も高齢の方だからたいへんだな、と思って見ていました。
2時間ほどもくもくと食事をしながら、周りはこの舞台を気に入っているのだろうか、と他のお客さんを見回すと・・・
明らかに退屈そうです。
お客さんは話もできないで、ただ食べて舞台を見るしかありません。
以前はこのような演出もよかったのかもしれません。
時代とともに、お客さんの求めるものもはっきりと変わってきます。
毎日このような事が繰り返されていれば・・・
怖いです。
自分もこのような自己満足型の店にしていないだろうか、と立ち止まるいい機会になりました。
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