タクシーに乗って、不運にもひどく愛想が悪かったり運転が乱暴だったりすると不快な気分になります。
そんなときは「早くドライバー無しの自動運転タクシーの時代来てくれ!」と思います。
タクシーに限らず人を介しての物品購入では、たまに、人がいない方が楽だろうな、て思うことがありまが・・・
無人化の波
コロナから、ネットで注文する人が増えました。
実はそれよりも前から、コンビニの無人化など「人を介さない購入方法」がすでに導入され始めてきていたわけですが、コロナからそれは一気に加速したわけです。
とはいえ、まだ日本ではそんな店舗はまだまだ珍しい状況ですが、中国ではそのあたりの進歩はすさまじいです。
北京では無人の宅配用のロボットが走っています。
道で普通に。
そうして世界的に無人化の波はどんどん進んでゆくのでしょうか・・・
ただ、考えてみてください。
朝起きる。
一人で朝食を食べ、時間になったらデスクに向かってパソコンに向かう。
会社に行かなくてもリモートで仕事ができるのです。
お昼はデリバリーで宅配してもらいます。
夕方にスーパーに行きます。
勝手に商品をかごに入れて、セルフレジで商品をバーコードに読み込ませて支払いも自動で終わり。
日用品で必要なものはたいていアマゾンなど通販で注文すれば済むのです。
このように1日中誰とも口を利かない日は珍しいことではなくなるでしょう。
いや、独り言を言わない限り「言葉を発することもない日」があるかもしれません。
時代は無人化がもっと進んでいて、タクシーに乗ってもロボット、駅の改札も無人化でロボットの声での案内のみ。
そんな社会で生活をしている自分を想像してみてください。
それでも「人と接しないって楽だよな」て思えるでしょうか。
こちらのテリトリーにずけずけと入ってこられたり、やたらなれなれしい人は勘弁ですが、適度な関係で人と接するつながりは多くもっていたと思うのは僕だけでしょうか。
コロナで外出が抑えられて今までと環境が変わってから、うちの店で何が変わったかというと「会話を求めるお客さん」が増えてきているのです。
確実に。
人は誰かと共有していたい
天然石を扱っている業種だからそれは以前からあったことですが、コロナからその傾向は大きくなりました。
店をオープンした当初は石好きの方が多く来られていたこともあって、「石に関する話題」と「よもやま話」的な割合は6:4くらいでした。
ところが今では2:8~1:9くらいにまでになっています。
当店にもアルバイトスタッフがいますが、初めは「石の知識は必須」ということで、時間の合間に石の勉強をしてもらうようにしていましたが、今では石の知識よりも、お客さんとのコミニュケーション力のほうが大切となってきています。
つまり、人ってそういうものだと思うのです。
気持ちの上で、一人では生きていけないのです。
これを書いている今は緊急事態宣言も解除されていますが、居酒屋など酒類は8時までと決められています。
でもそれを無視して遅くまで普通に営業しているも店はどこも大繁盛です。
みんなそれほど外で酒を飲みたいのでしょうか?
違います。
他人であっても、「誰かがいる雰囲気のある場所」にいたいのです。
そんな気持ちって、人である限り自然なのでしょう。
機械化が進んで無人化も加速されたとしても、人の選択は二極化が進むのではないかと思います。
すべての業種で、人がいない方が楽なものと、人の体感を感じていたいものとにね。
今ある仕事の大半は機械に代わって無くなるといわれますが、まんざらそうでもない気がします。
例えば、よく駅に設置しているネスカフェの1坪程度のカフェ。
珈琲1杯が自動販売機とそれほど変わらないのになぜわざわざそこで買うのでしょうか。
珈琲と代金の受け渡しに「体感」があるからです。
販売する方が「おはようございます」とか「行ってらっしゃい」と声をかけてくれたら、仮に50円高くたってそこで買いたい、なるのではないでしょうか。
(実際に声をかけてくれているかどうかは知りませんけど(#^.^#))
そういう意味でも、今アパレル業界がかなり苦戦していますけれど、ネット購入では満足できない層が多くいるはずです。
購入者自身、今まで気が付かなかったけれど、ここまで長引くと人恋しさから実店舗購入したい!て人ががこれから増えてくると思いますね。
もちろんそんなニーズに対応できる人材を置いておかないと、せっかくのチャンスが無駄に終わりますけれどね。
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