50を過ぎた同窓会や定期的な集まり会では、今までと少し様子が変わってくるのが分かります。
40代まではお互いの仕事の話から情報交換をしたり、相手の環境の大変さを知ることで、自分も頑張らないと!、というエネルギー源になったりします。
まぁ、「懐かしい仲間との異業種交流会」でしょうか。
ところが、50を半ばも過ぎるとまわりは定年のことを考えていたり、その後の生活環境や健康に興味が行きます。
話は、今自分が何に興味をもって生活しているかになります。
そんな時思うのです。
コミニュケーション上手な人のところには人が集まるな、と。
相手に興味をもって接しているかどうか
ここでいうコミニュケーション能力とは、話す技術ではありません。
「相手に興味をもって接しているかどうか」です。
相手に興味をもっていると自然と聞き上手になります。質問上手になります。
ですから話がはずみます。
ところが、「自分の事を話すことしか興味のない人」の場合はどうでしょうか。これ、意外と多いのですね。
一般的に人は聞くより話すほうが気持ちのいいものなのですが、それでは会話は成り立ちません。
かつての同窓会で実際にあったことです。
A君はプロ並みのカメラの腕前を持っていて、時間があればSLなど汽車の写真を撮るのが趣味です。もちろん彼の作品はすべて素晴らしいものです。
彼と話をしてしばらくするとカバンからノートパソコンを取り出してきました。
そこに撮りためた写真があります。
1枚々丁寧に解説してくれるのです。
撮った時のシチュエーションや周りの評価など・・・
15分くらいは楽しく聞いていましたが、それが40分を超すと「これ・・いつまで続くのだろうか・・・((+_+))」に変わってきます。
僕はトイレに行くふりをして別の席に行きました。
B子さんは早くに結婚してお孫さんがいます。
自身の近況を話していたところまでは良かったのですが、自分のバッグから何冊か写真の入ったアルバムをとりだしました。
お孫さんがバイオリンを習っていて、そのコンサートや練習風景の写真がたくさん撮りためていました。
それをご丁寧に解説付きで説明してくれるのです。
これも30分を超すときついです・・・
本人がバイオリンを弾いている話ならまだしも、見たこともないお孫さんの写真で延々と語られても・・・
お酒のお替りをもらいに行くふりをして席を逃げました。
c君は5年前から山登りを本格的に始めました。
雪山も経験があります。
山の醍醐味を延々と話して聞かせてくれます。
登山のウェアのブランドや素材の選び方など、確かに勉強になることも多いのですが、それとて「対話」が成り立ってのことです。
その他、ジョギングに凝っているD君、ガーデニングに命を懸けているE子さん・・・
どれもそれなりの深みを人に伝授することはとても良いことなのに、悲しいかな「自分のことをずーと話すばかり」だから聞いていてしんどくなるのですね。
でも中には「さて、俺の話はここまで。ところで河野は店のほうはどうなの?」など相手のことに興味を持って聞こうとする人もいて、そんな仲間とは話していて楽しいですよね。それは「対話」になるからです。
同窓会という場を例にとりましたが、身近な例でよくあるのが「子供の話」です。
それも2歳までの小さなお子さんを持つお母さん。
子供は何より可愛いし、話題は尽きないのです・・・本人にとってはね・・・
お互いが同じ年頃の子供を持つもの同士なら何も問題はないのですが、一方が子供をもっていない身だと、延々と聞かされる子供の話は「もうええから」です。
意外とこれ多いパターンだと思います。
これが原因で子供を持つ夫婦と持たない夫婦の付き合いがなくなってしまった話はよく聞きます。
極端な例を出しましたが、コミニュケーションが苦手だと感じておられる方がいれば、まずは相手の興味をもって「聞く」立場をとってみてみたらいかがでしょうか?変わることあると思います。
下は人間関係を上手に運ぶといわれるコミニュケーションの石、アマゾナイトです。
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