前回のブログを読んでいただいた方から、『ウジが湧いてえらい事になった経験があるだけにそれだけは絶対に避けたい』のくだりで、「一体何をしたんや?」と質問がありまして・・・昔、とても恥ずかしかったというか、やばかった話をします。
20代後半の結婚当初は、2LDKの狭い3階建てのマンションに住んでいました。
6軒ある中で住んでいるのは僕たち夫婦だけでした。
狭かったけれど、新築だったし、お隣さんたちに何も気にすることもなくのびのびと暮らせていたことが大満足でした。
僕は2階で住んでいたのですが、しばらくして真上の3階に入居者が現れたのです。
奇妙な住人
最近では、新しく越してきた方が挨拶まわりをする、という習慣はないようですね。
東京のマンションに住む息子が言っていました。
今は、あえて近隣との関係を隔てることが普通だから引っ越しの挨拶をしてもせいぜいお隣くらいのもの。
逆にそれ以上の範囲のところから来られたら相手に迷惑がられるよ、と。
なんじゃそれは!
と思ったのですが、いろいろな人に聞くと、この話は都会に限った話ではなく一般的になりつつあるんだとか・・・
ふぅ~ん・・・なんか世知辛い世の中になったもんです(-_-;)
しかし僕が20代の当時はそういった希薄な関係は一般的ではなく、引っ越しをすれば数軒先までお互い挨拶をして回ったものです。
話はマンションに戻します。
そんな時代にも関わらず、3階に越してきた住人は挨拶に来ることはありませんでした。
夫婦で「上はどんな人が住んで居るんだろうね」などと話していたのです。
それから3か月くらい経つと、隣人についていろんなことがわかってきます。
まず変なのが窓です。
そのマンションは入り口から上を見上げると、各階の窓が見えます。
僕の部屋は2階でカーテンを降ろしていますが、真上の住人のところ・・・3階の窓にはカーテンではなく、段ボールをガムテープでベタベタ張って窓に光が入ってこないようにしてあるのです。
入居して3か月もたつというのに窓には段ボール?
カーテンを引くお金や暇もないのだろうか・・・
それとも何かの事情ですぐに退去する予定であるのか・・・
そう思うのには理由がありました。
真上の住人は女性であることが分かったのです。
上等なマンションでもなかったから、階段を歩く音は普通に聞こえました。
そして、上の住人が出勤するときの足音がヒールの音だったからです。
女性が一人?で住んでいて、外からの光を遮るのに窓に段ボールを使うでしょうか?
それから1年が経とうとした頃でしょうか・・・
と言ってティッシュで掴みすぐにゴミ箱に捨てました。
田舎で作っている栗は農薬をあまり使わないので、中にいくつか虫が入り込んでいるものがあったのでしょう。 ※記事へのコメント欄はずっと下にございますので、そちらからお願いいたします。 エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
男の僕でもあり得ないです。
また、マンションの前の道路は車が置ける程度の幅がありました。
そこには、たまに高級なセダンが停まっていて、その持ち主が3階の部屋に出入りしている様子なのです。
なるほど・・・
会社経営者か何かの男性が、愛人のためにマンションを用意して週に何日か密会の場にしている・・・
引っ越しの挨拶に来ないこともこれで納得がいく。
金田一耕助はこう考えたのです。
※誰でもわかる事をドヤ顔で言っている(^^♪
でも事情はどうあれ、とても静かに住んでいることだし、こっちとすれば他人の事情は全く問題なかったのです。
違 和 感
出勤するヒールの音が聞こえなくなったのです
あれ?いつの間にか引っ越ししたのかなぁ、などと夫婦で話していました。
もともと静かに暮らしていた住人だったので居るのかいないのかわからないのですが、空き部屋なら「入居者募集」といったパネルが窓に張り付けられるのですが、相変わらず段ボールの目隠しのままです。
なんか住んでいる気配がないなぁ・・・
と思っていたある日。
部屋で1匹の蛆虫(うじむし)を見つけました。
なんやこれ?気持ちわリぃ~
ところが、その日を境に部屋のあらゆるところでウジ虫を見かけるようになったのです。
台所付近には腐った食物もないのに、です。
台所入れて3部屋しかないから、何かの虫や動物の死がいがあればすぐにわかります。
初めは「なんでだろ」でしたが、次第にウジが増えていくのを見て、明らかに何か異常な事が起こっている!!と察しました!!
ウジがわく原因・・・・って・・・
上の住人・・・ひょっとして・・死んでる?
殺されてる?・・・まさか・・・
なんか訳ありの住人だからそういったこともあり得るかも、と思いました。
これは大変だ!!
金田一耕助はすぐに大家さんに連絡をすることにしました。
まずは事情を話して上の部屋の様子を見てもらわないと!!
受話器を取ってダイヤルを回そうとしたとき
※当時、スマホというものはなかった(#^.^#)
家内が「ねえねえ、これ何?」と台所の奥から小さな段ボールを出してきたのです。
それは、田舎に住んでる親が山で採れたたくさんの栗を送ってくれていたものでした。
湯掻(ゆが)かないと・・と思いながらすっかりと忘れていたのです。
そして中を見ると・・
「!!!△×◆□〇!!!」(-_-;)
ぐぇ!・・・なんと・・・たくさんのウジがうごめいているではありませんか・・・
それが繁殖して・・・・です。
(#^^#)・・・・・
いやぁ・・・大家さんに電話していたらすごく恥ずかしいことになっていたと思います。((+_+))
危なかった・・・・
しかしそれはそれとして、上の住人はどうだったのか・・私たちはしばらくしてから引っ越しをしたので真相は謎のままです。
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