「前向きに思考が向かっていれば、シンクロニシティ(偶然の一致)が起こり、自分が向かうべき方向を指し示してくれます」
僕は体験的にそれを何度も感じていますし、この考えに大きくうなづかれる方も多いのではないでしょうか。
情報はどこで手に入るかわかりません。
海外仕入れを行っていてとてもわくわくするのは、商品との出会いだけではなく、人との出会いなど「気づき」や「ご縁」や「学び」が突然目の前に現れてくることがあるからです。
もちろん、別に海外に行かなくても普段の生活の中でも非日常の行動をすることで十分に得られることだと思います。
例えば、いつも通らない道を通って帰ってみる、と言った程度の事でもね。
タイ仕入れの2日目、日本居酒屋に皆で食時に行った時のことです。
日本居酒屋と言っても日本語が通じる定員は誰一人居ず・・・
まあそれはいいのですが、その日はハロウィンということもあって、6人くらいのコスプレをした女性スタッフがやたらハイテンション(^^♪
入れ替わり立ち代わり我々のテーブルに座ってお酒をねだります。
どう見ても日本風の居酒屋で、決してキャバクラなどの店ではありません。
「ここの店はこういったシステムなのかなぁ(笑)」と言いながら、それも楽しんでいたのです。
そしてある一人の女性が僕の目の前に座って、「何をしにタイに来たの?」と聞くので「天然石の仕入れだよ」というと、「私のおじいちゃんも天然石を掘って売っているわ」と言うのです。
タイで発掘できる石って何があったかなあ・・・あまり聞かないよなぁ・・と、その時はその話そのものにあまり興味はありませんでした。
天然石は掘り出した状態では全然きれいでもなく、それを加工してゆく過程に手間がかかります。
その子のおじいちゃんは「発掘の作業」に従事されているのかな、程度の認識でした。
すると女の子はスマホをいじって、いくつかの画像を出してくれました。
「こんなのを売ってるよ」
・・・て見せてくれた石に驚きです!!
あまり綺麗ではないごつごつした石だろうと思っていたら、とんでもなかったのです。
きちんと原石を磨いてあるメチャメチャ綺麗な石たちです。
中には透明度抜群で10センチくらいのブラックルチルのタンブルがあります!!
思わず「ええっ!!!!」と声を上げたほどです。
僕「これ、おじいさんが加工してるの!?」
女子「ええ。たぶん」
僕「・・・・・・・・・・((+_+))」
すぐにバイヤー根性が現れます。
僕「ねぇ、もし僕が石を買い取りたいて言ったら売ってくれるかな?」
女子「それはおじいちゃんに聞いてみないとわからないわ」
僕「連絡は取れる?」
女子「それはできるけど」
僕「とりあえず君の連絡先だけ教えてくれないかな」
女子「いいわよ」
※これらの会話はタイ語のできる人がいたのですべて通訳してもらっています。
なんと、こんなところで抜群の品質の石を提供している人とつながる可能性があるとは思ってもいませんでした。
この会話を聞いていた仲間の一人が言います。
「これって・・・まるでドラゴンクエストじゃないですか!!」
「宿屋で『情報を得る』という場面そのものだよね!!」
確かに。
この情報はこれからの展開が期待できそうです。
ただ・・・
そのじーちゃんのいる場所を聞くと、ここバンコクから車で5時間かかる、超田舎らしいのです。(-_-;)
日本でいうと、大阪から広島あたりまで仕入れに行くようなものです。
タイだとラオスの国境付近なのだろうか・・・
行って必ず購入できるとは限らないし、買えたとしても原石仕入れは数十キロ単位は当たり前です。交渉価格もありますし、何よりどこまで安全なのか不明な場所です。
ほんと「冒険の旅」です。
これも単に物語の始まりで、行くべき筋道ならたぶん行くことになるのだと思いますね。
タイで見つけたピンクマンガンカルサイトの原石
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