日本で暮らしていると「自由」は空気のように感じているけれど、世界はそうじゃない。
頭では理解できていても、自由を手に入れることが命がけの国はたくさんあって、その戦いの現場を見ると、自分はこんなに恵まれた国に生きているのだから何か行動しないといけない、という思いが沸き上がる映画です。
「自由」という価値
うちのお客様で、今上映中の「香港画」の制作に関わっていた方がいらっしゃいます。
上映前から香港で映画製作をしていると聞いていて、その現場の大変さも想像できていたので、ようやく上映できたことに嬉しく思いました。
実は2019年、香港の「容疑者引き渡し条例改正案」から始まった「雨傘運動」の頃から、民主化運動の様子は個人的にとても関心がありました。
中国に行っていつも思うのは、中国の底力のある原動力と、市民への「管理体制」の異常さにです。
初めて中国に仕入れ行ったとき、僕は市民の暮らしぶりが見たいと思って、仕入れの傍らいろんなところを歩き回りました。
そこであらゆるところにカメラが設置されてある実態を知ります。
それも異様な数です。
何をしていても行動が監視されているという現状・・・
中国人から言わせると、そういった管理体制があるから社会の秩序が成り立っているのだという意見も聞きます。
中国のIT系は世界でもトップレベルですから(日本は完全に遅れています)、個人の情報は完全に掌握されています。
交通違反など日々の行いがポイント化されて、例えば、ポイントが良い人はコンサートチケットの入手が簡単だったり、ホテルに泊まるときのデポジット(初めの預り金)がなしになるなど、その管理体制があるから悪いことをしないような環境ができている、ということなのです。
その是非はここではおいておいて、そのような国に入ったら「郷に入っては郷に従え」の通り、自分の行動にも気をつけたものです。
香港問題を映像で見ていると、普通に選挙に行けたり自由にモノを言えたりする日本は本当に幸せだと思います。
「自分の考えで行動したい」程度のために命を懸けるなんてことはありません。
スピリチュアル的には、自分が生まれ変わる前には「どの時代に」「どの国で」「どんな家庭」に生まれるか、自分で決めて計画的に出で来るといわれます。
すべて魂の成長のために。
だとしたら、日本で生まれたからこそできる「何か」をする必要を感じるためだとも思うのです。
改めてそんなことを考えさせられる映画でした。
※映画は、堀井威久麿監督と前田穂高プロデューサーインタビューのある回をぜひご覧ください。インタビュー映像は毎回あるわけではありません。
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